『業務時間内に行う施設内限定コース』について
日本循環器学会救急医療委員会では循環器専門医研修・研修関連施設で、研修業務の一環としてAHAの心肺蘇生法講習を行う場合のサポートを行いたいと考えております。ただし開催に当たっては下記に示しますような要件を満たす必要がございます。要件をすべて満たす場合、当該施設のJCS-ITC所属のAHAインストラクターを通じて所属する支部ファカルティへご相談ください。また開催申請書は循環器救急医療委員会宛にご郵送ください。
日本循環器学会認定循環器専門医研修・研修関連施設でのインストラクター確保およびACLS/BLSプロバイダーコースおよびハートセイバーコースの普及を目的とし、下記開催要件をすべて満たす場合に「業務時間内に行う施設内限定コース(ACLS/BLSプロバイダーコースおよびハートセイバーコース)」を開催できるものとする。
- 日本循環器学会認定循環器専門医研修・研修関連施設であること。
- JCS-ITC所属 AHAインストラクターが2名以上所属する施設であること。
- JCS-ITC所属のコースディレクター(CD)がコースを開催すること。
- 施設管理者から開催申請書に基づいた要請が行われ、JCS-ITC運営小委員会でコース開催が承認されること。
- コースは開催施設の研修業務の一環として開催されること。
- 受講者およびインストラクター/スタッフはすべて業務時間内(一般外来が実施されている曜日の業務時間)にコースに参加することとし、それに伴う残業等を発生させないこと。
- 開催施設の研修業務として勤務時間内での開催であるため、開催施設で勤務しているインストラクター/スタッフへの謝金は発生させないこと。
- 参加するインストラクターおよびCDは、原則として開催施設勤務者であることとするが、外部者にインストラクターおよびCDを依頼する時には、施設管理者が招聘状を発し、その分のインストラクター謝金(JCS-ITCの規定20,000円/日) および旅費は施設または受講者が負担すること。
- 使用する資器材は開催施設内のもので賄うこととし、日本循環器学会からの資器材の貸与は行わない。
- 受講費は基準額としてBLS 6,000円、ACLS 11,000円、ハートセイバーCPR/AED 3,500円とすること(施設内コースであっても諸経費が必要となる場合があり、諸事情を勘案して支部ごとに金額を変更することもありうる。)
- 受講費は施設または受講者が負担すること。(施設側がその負担者を取り決める。受益者負担の原則からすれば、受講者個人に負担を求めることもありうる。)
- テキスト代は施設または受講者が負担すること。(施設側がその負担者を取り決める。受益者負担の原則からすれば、受講者個人に負担を求めることもありうる。)
- 所属する支部に金銭的負担をかけないこと。
AHA BLSプロバイダーコース、AHA ACLSプロバイダーコースおよびAHA ハートセイバーコース
申請用紙のサンプルは下記よりダウンロードできます。
開催を希望される施設の施設長は、開催申請を業務コースチェックリストともに下記にご送付ください。
1. 業務コース開催申請書(施設長様のご押印をお願いします)
2. 業務コース開催申請書(開催コースに従った申請書をご提出下さい)
3. 業務コースチェックリスト
〒101-0047 東京都千代田区内神田1-18-13 内神田中央ビル6F
日本循環器学会 JCS-ITC担当者 宛
itc@j-circ.or.jp
心肺蘇生法コースのご案内
主に一般市民向けの心肺蘇生法コースです。心肺蘇生の方法、AEDの使用方法などを学びます。(ただしコースにより若干内容が異なります。)
修了証が発行されます
主に医療従事者向けの一次救命処置法コースです。成人・小児・乳児の心肺蘇生法、AEDに操作方法、窒息の解除などを学習します。
修了証が発行されます。
医療従事者向けの二次救命処置法コースです。心室細動・無脈性心室頻拍・心静止・PEAへの対処方法、徐脈および頻脈への対応、急性冠症候群、急性虚血性脳卒中などを学びます。
修了証が発行されます。