BLSプロバイダーコース
(BLS provider course)

成人および小児・乳児の心肺停止に対する初期対応を身につけていただくための一日コースです。AED(自動体外式除細動器)を用いた心肺蘇生法(CPR)や窒息の解除方法なども含まれています。


  1. 特徴

Practice while Watching

AHAが、その40年以上にわたる心肺蘇生法教育の研究と経験から開発した方法です。 DVD で各手技を見ながら、マネキンを用いて下記内容に関する練習を行います。 これを手技ごとにステップ・バイ・ステップで行いますので、確実に手技を習得できる優れた方法です。


  2. 内容

・成人の一人法
・二人法CPR
・小児の一人法CPR
・AEDの使用方法と二人法CPR
・乳児の一人法
・二人法CPR
・成人・乳児の窒息


  3. 対象者

医療従事者(医師・看護師・救急救命士など日本国内での医療国家試験有資格者)、医歯薬学生、看護学生


  4. 所要時間

本コースは一日で終了するコースです。 AHAが規定する時間がありますが、確実に手技が身に着くよう、必要に応じて時間を延長しています。 また学習効果を高めるため適宜休憩時間を取りながら進行していきます。 各コースによって設定された開始・終了の時間が異なりますし、実習の状況によっては終了時間が多少前後することもございます。 コース案内をよくご覧になり、行き帰りの交通手段はゆとりを持って確保してください。


  5. 受講料

初回受講 ¥18,000_(税込)

更新受講 ¥12,000_(税込)
※更新受講の要件などにつきましては、こちらをご覧ください。


  6. 持参するもの:必須

・テキスト(詳細は各コース案内を参照してください)
・フェイスマスク(ポケットマスク)(後述:詳細は各コース案内を参照してください)
・筆記用具(筆記試験があります)


  7. テキストについて

BLSプロバイダー受講者マニュアル AHAガイドライン2020準拠
※外部サイトにリンクしています
BLSプロバイダーマニュアル 2020(日本語版)
[出版社]株式会社シナジー
[著者]American Heart Association
[発行日]2021-04-08
[ISBN-10]4916166892
[ISBN-13]978-4916166890
BLSリファレンスカード付き/120ページ/ソフトカバー
電子書籍版もございます。記載内容は、印刷されたマニュアルと同じです。 電子書籍版はこちら


  8. 事前学習について

コースの最後に知識の整理のための筆記試験があります。また実習をより円滑に行うためにも、テキストを用いて事前学習されておくことをお勧めします。


  9. フェイスマスク(ポケットマスク)について

BLS コースではフェイスマスク(ポケットマスク)の使用法を学んで頂きます。購入・準備の方法については、採用されたコースの責任者(コースディレクター)より案内がございます。すでにお持ちの場合は、新たに購入される必要はございませんので必ずご持参ください。


  10. コース当日の健康状態について

BLSプロバイダーコースは実技中心の講習会であり、胸骨圧迫(成人傷病者の場合、少なくとも100回/分の速さで、胸壁が少なくとも5cm沈む程度の力で押す)の練習には体力が必要です。 また実際に人工呼吸(口対マスク)も実施します。 AHA は「命を救える」真のBLS技術を習得するためのコースを提供しており、その実力を実技試験で示せる方に対してのみ修了カードの発行を認めております。 このため実習も実技試験も身体的な理由によって省略あるいは簡略化することができません。 従いまして、以下に該当される方は、各コースの責任者までお問い合わせください。

・腰痛や腱鞘炎など整形外科的な問題がある方
・妊娠中の方

また受講前の体調管理にはくれぐれもご注意ください。以下の方はコースに参加していただけない場合がございますので、受講前の発熱等につきましては、必ず各コースの責任者までご連絡ください。

・インフルエンザなど感染性疾患に罹患されている方


  11. 食事・軽食について

リフレッシュし学習効果を高めるため、コースでは飲料水やお茶菓子を用意しています。但しコースにより開始・終了時間が異なりますため、コース中に提供される食事や軽食に関しては各コースの案内をご確認ください。


  12. 服装について

本コースは実技が中心です。床においた人形を用いてCPR を行いますので、動きやすい服装をおすすめします。特に女性の方は、胸元の広く開いた服装や、スカート・ローライズのジーンズ・ハイヒールの着用はご遠慮ください。また髪の長い方は、講習の際に邪魔にならないよう、おまとめください。


  13. コースの合格基準

1 全ての実習に積極的に参加する。
2 実技テストに合格する。
3 筆記試験で84%以上得点する。


受講申し込み

各地域のコースはこちらから検索してください。募集期間中であれば、受講を希望するコースにお申し込みいただけます。

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