BLSプロバイダー更新コース
(BLS provider renewal course)
知識やスキルは時間とともに低下していきます。AHAはBLSプロバイダーコースで習得した知識やスキルを維持し、さらに最新のものにアップデートするため、2年ごとの再受講をお勧めしています。再受講のためには、BLSプロバイダーコースそのものを再受講して頂くことが理想的ですが、受講時間を短くした”更新コース”をご用意しています。
以下のいずれかの要件を満たしていること。
1)有効期限内のBLSプロバイダーカードを有し、受講日にカードの提示ができること。
2)日本循環器学会で開催するAHAコースの受講歴が事務局で確認できること。(カード紛失の場合)
※受講歴確認については各支部事務局へご連絡ください。連絡先はこちらを参照ください。
1)の要件でカード提示ができない方は、受講当日であってもコースの受講をお断りすることもございますのでご注意ください。
追補1)有効期限を過ぎているBLSカードを有している場合、更新コースの受講はできません。
『初回受講』をお願いいたします。>
追補2)AHA BLSコースをこれまで一度も受講したことがない場合には、 BLS更新コースの受講は、原則として認められておりません。
・成人の一人法
・二人法CPR
・小児の一人法CPR
・AEDの使用方法と二人法CPR
・乳児の一人法
・二人法CPR
・成人・乳児の窒息
原則として医療に従事している方、医学教育に係っている方、医歯薬学生、看護学生など
本コースは一日で終了するコースです。 AHAが規定する時間がありますが、確実に手技が身に着くよう、必要に応じて時間を延長しています。 また学習効果を高めるため適宜休憩時間を取りながら進行していきます。 各コースによって設定された開始・終了の時間が異なりますし、実習の状況によっては終了時間が多少前後することもございます。 コース案内をよくご覧になり、行き帰りの交通手段はゆとりを持って確保してください。
・テキスト(詳細は各コース案内を参照してください)
・フェイスマスク(ポケットマスク)(後述:詳細は各コース案内を参照してください)
・筆記用具(筆記試験があります)
テキストはAHA BLSプロバイダーマニュアルを用います。
[著者]American Heart Association
[定価]4,212円
(本体価格:3,900円)
BLS プロバイダークイックリファレンス付き
[ISBN]978-4916166678
A4判/96ページ/ソフトカバー
コースの最後に知識の整理のための筆記試験があります。また実習をより円滑に行うためにも、テキストを用いて事前学習されておくことをお勧めします。
BLS コースではフェイスマスク(ポケットマスク)の使用法を学んで頂きます。購入・準備の方法については、採用されたコースの責任者(コースディレクター)より案内がございます。すでにお持ちの場合は、新たに購入される必要はございませんので必ずご持参ください。
BLSプロバイダーコースは実技中心の講習会であり、胸骨圧迫(成人傷病者の場合、少なくとも100回/分の速さで、胸壁が少なくとも5cm沈む程度の力で押す)の練習には体力が必要です。 また実際に人工呼吸(口対マスク)も実施します。 AHA は「命を救える」真のBLS技術を習得するためのコースを提供しており、その実力を実技試験で示せる方に対してのみ修了カードの発行を認めております。 このため実習も実技試験も身体的な理由によって省略あるいは簡略化することができません。 従いまして、以下に該当される方は、各コースの責任者までお問い合わせください。
・腰痛や腱鞘炎など整形外科的な問題がある方
・妊娠中の方
また受講前の体調管理にはくれぐれもご注意ください。以下の方はコースに参加していただけない場合がございますので、受講前の発熱等につきましては、必ず各コースの責任者までご連絡ください。
・インフルエンザなど感染性疾患に罹患されている方
リフレッシュし学習効果を高めるため、コースでは飲料水やお茶菓子を用意しています。但しコースにより開始・終了時間が異なりますため、コース中に提供される食事や軽食に関しては各コースの案内をご確認ください。
本コースは実技が中心です。床においた人形を用いてCPR を行いますので、動きやすい服装をおすすめします。特に女性の方は、胸元の広く開いた服装や、スカート・ローライズのジーンズ・ハイヒールの着用はご遠慮ください。また髪の長い方は、講習の際に邪魔にならないよう、おまとめください。
1 全ての実習に積極的に参加する。
2 実技テストに合格する。
3 筆記試験で84%以上得点する。(教科書、資料の持ち込みは不可)